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インテリアコーディネーターになる方法

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今日のブログの写真は文章とは無関係!先日行った熱海のMOA美術館の写真です。中央の人物は私ではありません〜

こんにちは、インテリアコーディネーターの住吉さやかです。先日とっても嬉しいことがあったのでご報告します!その嬉しいことというのは…

ある中学生の女の子から「フリーランスのインテリアコーディネーターの仕事について、質問に答えてくれますか?」というお電話をもらったのです。

きゃー!!!!!

ティーンエイジャーが緊張しながら電話をかけてきて、わたしもなんだか、照れちゃいました。

学校で普段行っている職業体験がコロナの影響で出来なくなり、代わりにアンケートなどで興味のある仕事について調べているということでした。中学生がインテリアコーディネーターの仕事に興味を持ってくれていることが嬉しいし、フリーランスという働き方について知りたいと思っていることにびっくりだし、そして何より、私に、こんな私に話を聞きたいと連絡してきてくれるなんて、めちゃくちゃ嬉しいよ〜〜〜。

ということで、インテリアコーディネーターになる方法なんてあまり興味がないかもしれませんが、誰かの参考になったらいいなと思ったので、今日のブログは私がフリーランスのインテリアコーディネーターになるまでのプロセスをご紹介します。

インテリアコーディネーターになる方法、住吉さやかの場合

私はグラフィックデザイナーを約10年、雑誌編集部でスタッフ業務を5年半経験し、ハウスメーカーに転職しました。転職前に2年間スクールに通ってコーディネートやパース、建築などの実践的な勉強をして、半人前ながらも即戦力として正社員採用になりました。いきなり大手ハウスメーカーに転職できたのは、タイミングもかなり良かったからだと思います。

インテリアコーディネーターの資格は、スクール在学中の1年目に取得しました。年1回しか試験が実施されていないのと、スクールの課題は2年目の方が大変になることがわかっていたので、できることは先に終わらせてしまえ!という感じで。

私の通っていたスクールは資格対策講座は別カリキュラムだったので、過去問を解きまくる方法で勉強してなんとか一発合格。資格試験なんてまーったく面白くないので、1回で終わって本当に良かったです。そして、転職活動の年にすでに資格を取得できていたことは、けっこう有利に働いてくれました。

インテリアコーディネーターになる方法

MOA美術館には、お客様にオススメされたことがきっかけで訪問しました。私設美術館ですが、有名な国宝が2つもあります。こちらは『色絵藤花文茶壺 (野々村仁清)』私のような素養のないものが見ると、フツーのツボです。

コーディネーター資格は必須じゃないけど通行証

さて、インテリアコーディネーターという資格は民間資格です。国家資格である建築士のように「資格を持っていないとなれない職業」ではないのですが、インテリアコーディネーター職への応募資格に資格保持を挙げる会社がほとんどなので、資格がないと挑戦権も与えてもらえないことになります。

インテリアコーディネーターの資格試験は、一次は専門用語がズラーっと並ぶマークシート、二次は図面やパースを書く実技があるので、中途半端な気持ちではなかなか合格できません。しかも、これが実務に役に立つかというと……?!

実際わたしもハウスメーカーに入った時に「資格なんてなんの役にも立たない、経験あるのみ」と先輩コーディネーターに言われました。まずは資格を取って仕事への本気度を見せ、採用されてから商品知識を身に付け、トレンドをキャッチして情報をアップデートし、日々コーディネーション力を磨いていくしか道のない仕事だったのです。(そんなこと、資格対策スクールじゃ教えてくれないはず)

インテリアコーディネーターはお勉強がお好き?!

インテリアのトレンド変化はファッションほど早くないものの、毎年アップデートが必要です。技術革新や新商品もどんどん出てきます。毎年春と秋には、1日に数件ハシゴするくらいたくさんのイベントが開催されています。

デカかジャーナリストか?というくらい『足で情報を稼ぐ』のがインテリアコーディネーター。わたしの通っていたスクールの校長で、インテリアコーディネーターという職業を日本で最初に作った町田ひろ子さんも、ことあるごとに「Look! Look!」実際に見ることが一番の学びになるとおっしゃっています。

そんな業界なので、インテリアコーディネーターの皆さんはセミナーや勉強会が大好き!私も例外ではなく、プロになる前からいろいろなセミナーに出席していました。インプットするだけだともったいないので、ブログでアウトプットするようにもしてるつもりです。

コーディネーター友達とセミナーに行って、普段は行かないオシャレなお店で飲んで帰るのが楽しみの一つなのですが、オフラインでの交流はしばらくはお預けだな〜。

インテリアコーディネーターになる方法

MOA美術館には、日本画の大家の作品がこれでもかというくらいあります。こちらは『翠竹野雀(竹内栖鳳)』

憧れの人を追いかけてフリーランスへ

ハウスメーカーで経験を積んだあと、フリーランスになりました。私の場合「フリーランスになりたい」というのがインテリアコーディネーターを志した理由の一つでもありました。会社を辞める時期は決めていませんでしたが、憧れの人に背中を押してもらい、家族の理解もあり、いろいろなタイミングが重なって2年と少し前に会社を辞めました。

私は、業務委託という形で企業から仕事を請けるタイプのフリーランスではなく、自分で集客して個人のお客様からご依頼を請けるスタイルを確立したかったのですが、会社員時代のプロジェクトは公開できないという制約もあり、半年間はなかなか思うような仕事はできませんでした。

最初のうちは企業の仕事も請けていたし、グラフィックデザインの副業もしていました。半年経った頃から、徐々に個人のお客様からご依頼をいただくようになり、公開できるプロジェクトが増えたことで、今はたくさんの方からお問い合わせをいただくまでになりました。

私にぴったりだったフリーランスという働き方

個人事業主として働いていると、これまであった大企業の肩書きはなく、福利厚生もなく、残業代や休日出勤という概念もなく、そもそも定時も定休日もない生活です。これが、めちゃくちゃ…心地いい!!!

忙しすぎて休めないのは全て自分の責任。疲労は蓄積する(涙)けど、じゃあどうしよう?って自分で考えて実行できるのでストレスは溜まらないかな〜。肩書きが無いから誰にも許可を取らずになんでもチャレンジできる。仕事のための仕事もなければ、気まずい会議も無い!サイコーです!(個人の感想です)

私の性格や今の環境には、たまたま個人事業主という働き方がぴったり合っていました。いろいろ試して、自分にぴったりの働き方を見つけられたのはとても幸せです。そして、遠回りしたように思えるこれまでの経験が全て今役に立っているのも、感慨深いものがあります。

こうやってなんとかフリーランスで仕事を続けられているのは、お客様に恵まれて、支えてくれる取引先があり、いつも楽しい先輩方や困ったら駆けつけてくれるや友人がいて、愚痴を聞いてくれる家族がいるからこそ、できたことだなーと、一人では何にもできなかったな!と感謝してもしきれません。みんな、ありがとう!

インテリアコーディネーターになる方法

MOA美術館では夏休み企画(?)としてびじゅチューンでおなじみの井上涼さんによる『炎のアツアツびじゅチュ館』という企画展が開催中でした。これはその企画の一部。ロケハン中の井上さんご本人も目撃しちゃいました

 

こうやって書くと、ここまでスムーズに来た感じかもしれませんが、ここには書けない失敗もたくさんしたし、予定通りに行かなかったことや、想定外のこともたくさんありました。そもそも現状が、まだまだ道半ば!これからもどんどんチャレンジしてステップアップしていきたいと思っています。そしていつか、フリーランスで働きたいインテリアコーディネーターをサポートするような取り組みができたらいいなと思っています。

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