こんにちは。今日はショールーム愛を熱く語りたいと思います。先日も外苑前のサンワカンパニーのショールームを見学してきました。閉館10分前に駆け込んだので、1階のキッチンエリアをざざっと流して見ただけなのですが、照明がドラマティックに当たり、ラグジュアリーな空間に仕上げられていたので驚きました。
五感で確認しよう
今はインターネットでなんでも調べられる便利な時代。インテリアに関するものも、ネットの情報と口コミだけで決めている人が増えているように感じます。しかし、本当に大切なのは自分がどう感じるか。可能な限りショールームで現物確認をしてもらいたいですね。触り心地、サイズ感、使い勝手、素材感、色etc. 五感で確認できるのがショールームですので、是非自分の好みやイメージに合っているか、確認しに行って欲しいと思います。 現物確認が大事、ということを実感させられる話として最近多いのが「便器の座り心地が思っていたのと違う」という不満。どうやらメーカーが、デザインをスタイリッシュにするために便座を小さめにしたらしいのですが、それがお客様にとても不評なのです。確かに、誰かに見られている状況で便器に座って座り心地を確認するのは少し恥ずかしいものです。でも、毎日何度も使うものなので、座り心地を事前に確認するのはとっても大切ですよね。
質問攻めにしよう
ショールームに行くと、スタッフの人が案内してくれることがほとんどです。予約制にしているところも多いですね。スタッフの人に説明してもらうのが、ショールームを満喫する秘訣です。会社の歴史や商品が開発されたストーリーを聞くのも面白いですし、素材の違いによるメンテナンスのことも聞いておきたいところです。 気になったことはどんどん質問しましょう。もしもその場で答えられなくても、後から調べて回答してくれるはずなので、まずは質問してみると良いと思います。
トレンドをチェック
ショールーム(ショップもですね)のデコレーションは常にトレンドを意識しているので、とても参考になります。ファブリックのショールームでは、カーテンスタイルやクッションのコーディネートをチェックでき、家具のショールームではレイアウトや照明・ラグの選び方、テーブルコーディネートなど、空間の作り込み方全てが参考になります。 雑誌で紹介されているコーディネートは、撮影用に作り込まれていたりするので、そのまま取り入れようとすると生活が置き去りになることもありますが、ショールームではリアルに体験できる工夫があるので、より参考にしやすいと思います。
これください、でない難しさ
ショールームは情報の宝庫です。でもなぜ、ショールームが必要なのでしょうか?それは取り扱い商材が基本的にオーダーを受けてから作るものだから。「これください」というわけにいかないのです。ショールームに行っても、まさに自分が欲しいものが置いているとは限りません。 家具であれば、樹種や張地が違うとイメージは大きく変わりますし、カーテンも生地で見るのと縫製したものでは印象が大きく異なる場合もあります。オーダーすることで自分だけの空間を作れる一方、イメージ通りの仕上がりになるかどうか、ドキドキしますよね。
トータルプロデュースが必要なら
世の中にまだないものをオーダーして作る時に、トータルでプロデュースしてくれる人がいると安心です。その役割を担うのも、インテリアコーディネーターの仕事だと思っています。私も日々、色のボリュームやバランス、素材の組み合わせ、フォーカルポイントなど、空間全体で考えるように心がけています。お客様の思い描いた空間が実現するためには、まずは自分自身が完成図をリアルに想像できるよう、これからもショールーム通いを続けたいと思います。 本日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事を気に入っていただけましたら、ワンクリックで応援お願いします。