こんばんは、インテリアコーディネーターの住吉です。今日はモダンリビングパブリッシャーの下田結花さんのセミナーに参加しました。下田さんはメディア側からインテリアやインテリアコーディネーターをを盛り上げようとしてくださっている頼もしい方。下田さんのセミナーはいつも簡潔でわかりやすく、勇気をもらえる内容で、今日もとっても刺激を受けました。
で、そのセミナーの最後に、主催の seven dreamers という会社の作った『laundroid』という家電のデモを見せてもらいました。これ、すごかった!ランドロイドとは、全自動衣類折りたたみロボットです。今、衣類の洗濯・乾燥は自動化されていますが、その後の『たたんで』『仕分ける』部分は人がやっていた。それをついに自動化したロボット?というか見た目は家電かクローゼットですね。
『たたむ』行程はじつはとても複雑。最新技術である画像解析とAIのディープラーニングを使って、一つ一つの衣類を『誰の』『何か』を判断し、ロボットが綺麗にたたみ終わるまで、最初は1枚につき数十分かかるそうです。AIが学習を重ねると、スピードは早くなってくるとのことでした。
それだけでも驚き!なのですが、このランドロイドがネットと接続することで、話がどんどん広がっていくのです。『今の世の中、全てがネットにつながるIoT時代』とかなんとか、言葉では聞いていたことの具体例が目の前に示されて、驚くのを超えて焦ってきました。私、時代についていけているだろうか…
具体的には、『仕分ける』ために最初にアプリを使って家族全員の衣類を登録します。そうすると、アプリ上に『オンラインクローゼット』が出現し、どの衣類をどの程度の頻度で着ているか(正確にはたたんでいるか)が把握できます。それだけでも、買い替えのタイミングがわかったり、同じようなものを買ってしまうリスクを減らせそうですが、さらにこのオンラインクローゼットの情報を『衣類コンシェルジュ』というサービスと連携すると、使用頻度の低い衣類を活用するためのコーディネートを提案してくれるというのです。すごい!!!
ファッションが好きな人にとっては、こんな家電やサービスは必要ないのかもしれません。多分ターゲットは、ファッションに興味がなく、同じようなものばかりを着ている男性だと思います。独身、もしくは奥様がいても共働きでお互いに忙しくて、とりあえずブランドものを着ている、というような方ではないでしょうか?(なぜブランドものかって?このランドロイド氏、発売前なので価格は未定とのことですが、180万円程度のようです。ちょっと試しに使ってみようか、とはならない価格)
まだまだ、たためる衣類には制限があり、タオルやTシャツ、パンツなどに限定されていますが、今後増えていく可能性は高いと思います。ボタンを留めたり、靴下の左右を判別するのが難しいなんて聞くと、急にかわいいく感じてきませんか?人型じゃなくても、なぜかロボットを擬人化してしまう不思議も、ついでに体感しちゃいました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。前回のブログの超アナログな手描きクイックパースと、今日の最先端技術。この1週間のインプットの振れ幅はすごかった。世の中のスピードに合わせられるよう、今後はスピード感を持ってブログ更新頑張ります。1週間に2回更新頑張ったね!と思ってくださった方は、ワンクリックで応援お願いします。