東京の個人向けインテリアコーディネーター、Class S interior designの住吉さやかです。今日は、クライアントさんからよく聞かれる「いろいろなインテリアスタイルに対応できるのはなぜ?」という疑問にお答えしたいと思います。
私はClass Sとして手がけたプロジェクトのほとんどを、「Houzz」で公開しています。それをご覧いただくと、私がどんなスタイルに対応しているのかが一目瞭然。ナチュラル、北欧、ジャパンディ、モダン、ラグジュアリー、シンプル、エレガント・・・。幅広いと感じる方もいるかもしれません。でも実は、自分ではそこまで幅広いとは思っていません。たとえば、クラシックや和モダン、カジュアルでラスティックなスタイルなどは、あまり手がけていません。
クライアントさんの疑問には、大きく2つの方向性があります。
- 私の「得意分野ど真ん中」のスタイルがお好きな方からの「それ以外は、苦手だけど仕事だから仕方なくやってるのでは?」という疑問
- あまり事例がないスタイルを希望される方からの「過去のプロジェクトは気に入っているけど、専門家じゃないなら不安…」というご相談
皆さん、こんなふうにはっきりとは言いませんが、意図は伝わってきます。
得意不得意は多少あるけど、嫌いなスタイルはありません
まず最初に、これだけはお伝えしたいのですが、私はインテリアスタイルに多少の「得意・不得意」はあります。でも、「好き嫌い」はありません。
私は「過不足がなく、片付けやすく、掃除しやすい暮らし」が良いと考えているので、インテリアも自然とシンプルな方向に向かう傾向があります。
たとえば、壁一面の飾り棚に小物がぎっしり並んでいるような、モデルルームのような空間は華やかですが、私にとっては「愛着のない“もの”に積もったホコリを掃除するの、めんどうだな〜」と感じてしまいます。もちろん、愛着のあるアイテムなら話は別です ^ ^
ただし、どのインテリアスタイルも「嫌い」ではありません。完成度の高い空間にはどんなスタイルであれ感動しますし、他のスタイルに応用できるヒントもたくさんあります。
また、インテリアスタイルには流行があるため、幅を広げる意味でもさまざまなスタイルに触れるようにしています。むしろ、自分があまり手がけてこなかったスタイルをオーダーいただくと、張り切ってしまうタイプです。
さらに言えば、インテリアを基礎から学んでいれば、スタイルも「テクニック」で自由自在に使いこなせるようになるものです。特定のスタイルしか提案できない人(”しない”ではなく”できない”)は、もしかすると独学で学ばれたのかな?という印象を持つこともあります。もちろん、独学でも極めていれば素晴らしいです。
心地よい空間をつくるために本当に大切なこと
インテリアコーディネートをご依頼いただく際、多くの方が最も重視されるのは「スタイル」だと思います。
でも、初回カウンセリングの段階で「部屋づくりにとって本当に大切なことって、思っていたのと違うかも?」と感じてくださる方が多いように感じます。
私がいつもお伝えしている通り、理想的な部屋をつくるには「暮らし」への深掘りが不可欠です。ライフスタイルに寄り添った「お部屋づくりのプランニング」こそが大切であり、見た目やスタイルはその後についてくるものだと考えています。
「見た目」「写真映え」だけにとらわれてしまうと、本当に快適な空間はつくれません。食事・くつろぎ・家事・仕事、そして家族との距離感などを踏まえて、生活動線と人間工学に基づいた最適なレイアウトを導き出す。そのうえで、スタイルという「仕上げのエッセンス」を加えて完成させるのが、Class Sのインテリアメソッドです。
最後に、冒頭の質問にお答えします
最後に、冒頭の2つの質問への答えを書いておきます。
Q. 苦手なスタイルは、仕事だから仕方なくやっているの?
A. 得意なスタイルはありますが、「苦手」「嫌い」なスタイルはありません。どのスタイルも楽しく取り組んでいます。むしろ、新しい空間を一緒につくることにワクワクしています!
Q. 事例が少ない(またはない)スタイルでも依頼して大丈夫?
A. インテリアの基礎を学んでいるので、どんなスタイルでも対応可能です。スタイル以上に重要なこともたくさんありますので、これまでの経験と知識を活かして、しっかりサポートいたします!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。ブログを読んで興味を持ってくださった方には、無料カウンセリングを実施しています。ご希望の方は、コンタクトページよりお気軽にご連絡ください。