こんばんは。今日は一枚板のダイニングテーブルのお話です。先日、お客様と一緒にshirakawaさんのショールームでウォルナットの一枚板を見てきました。このお客様は、11月頃からずっとダイニングセットをお探しなのですが、どれも決め手に欠けるということでした。それなら!と、一枚板をご提案して実物を見てもらうことになりました。
今回はサイズがw1500くらいまでのものを探していまして、需要のあるサイズであることと、一枚板としては量が少ないサイズだということで、なんと候補は二枚だけでした。
お客様が気に入ったのは写真のウォルナット。とても木目がきれいで、しっかり白太が出ていて”いかにも一枚板”の風格があり、かなり上質な板でした!これから出来上がるお部屋のイメージにもぴったり。
さらに、こちらの一枚板は厚みが60mm以上もあり、存在感が抜群です。一枚板に限らず、無垢の天板は反りやすいのでほとんどのテーブルに反り止めが入っていますが、こちらの天板は反り止めを入れず、両面使えるようにしてあるのです。反り止めを入れない分、天板を十分に厚くすることで反りづらくしてあるということです。
両面使うという発想は、新鮮でした。いつでも裏返せるように、天板と脚はジョイントされておらず、滑り止めのコルクを挟んで乗せているだけ。この辺りはお好みもあるかと思いますが、大人だけの生活空間であれば問題ないとのことです。
この板は樹齢150年くらいの北米産のウォルナット。木目=年輪を見ていると、カナダに近いアメリカの森林で芽吹き、150年かけて大きくなってから切り落とされて、船で日本まで運ばれて、板になってからも飛騨の倉庫でわたしに発見されるのを待っていたのね!とかなんとか勝手に想像していると、その運命に涙が出そうになってしまいました。(わたしが買うわけじゃないのに!)そのストーリーも含めて一枚板の価値に感じるのは、大げさでしょうか。
気になるお値段は、脚もウォルナットにして定価で435000円。150年の歴史に涙しそうになったのに、数枚を接ぎ合わせたテーブルとほぼ変わらないお値段???気になったので理由をショールームの方に尋ねてみました。すると、一枚板は材料費は高いけれど、競り落としてしまえばそれ以上の手間がかからない。それに比べて接ぎ合わせるものは職人さんの技術と時間が必要になるため、ほとんど変わらないお値段になるそうです。納得の回答ですが、shirakawaさん、良心的すぎでは?
shirakawa東京新宿ショールーム「J.hearts」
東京都新宿区新宿1-1-8 御苑高木ビル 1F
TEL:03-3341-0985
AM11:00~PM7:00 水曜日休み
大興奮のわたしの横で、お客様は随分悩んでいらっしゃいましたが即決には至らず、shirakawaさんのご好意でお取り置きにしていただきました。ご購入いただけたら、納品後のお部屋の写真を後日アップしたいと思います。ダイニングテーブルの選び方については、3回に分けて書きましたのでこちらもぜひお読みください。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。