こんばんは、インテリアコーディネーターの住吉です。もうすぐ年に1度のアートフェア東京2018が始まります。アートフェア東京とは、東京のギャラリーを中心に、古美術・工芸から、日本画・近代美術・現代アートまで、幅広い作品のアートが展示・販売される日本最大級の国際的なアートフェアです。今回は都内でアートフェア東京を含め4つのアートイベントが同時開催されるとあって、アート好きは盛り上がっています!
アートフェア東京2018
2018年3月8日(木) – 3月11日(日)
東京国際フォーラム ホールE & ロビーギャラリー
http://artfairtokyo.comART in PARK HOTEL TOKYO 2018
2018年3月8日(木) – 11日(日)
パークホテル東京 26階・27階
https://www.aipht.artosaka.jp3331 Art Fair 2018
2018年3月7日(水) – 11日(日)
3331 Arts Chiyoda
http://artfair.3331.jpAsian Art Award 2018 supported by Warehouse TERRADA ファイナリスト展
2018年 3月3日(土) – 3月18日(日)
TERRADA ART COMPLEX 4F
http://asianartaward.com
私は残念ながら、3日間とも仕事がぎゅうぎゅうに詰まっていて身動きが取れず、この大イベントに参加できずにすごく残念。せめてブログにアートのことでも書きたいと思います。で、アートの何を書くかというと、お値段について!アートフェアは展示即売会の側面を持ち、全てのアートにプライスがついている点が、美術館で鑑賞する場合との決定的な違いです。私はそれが、アートフェアの一番の面白さだと思っています。
アートが難しい、わからない、という人には、アートのプライスを見て回ることをお勧めします。買う必要はありませんが、買うつもりで見るのがコツです。アートとアートの比較だけでなく、アートと別のものを比べてみてはいかがでしょうか。今回はGINZA SIXの蔦屋書店をぷらぷらしながら見つけた例をご紹介します。
まずはこれ。Jeff Koonsさんの有名なバルーンアートを陶器で作ったお皿…のようなもの。限定2300個のうちのひとつです。お値段 ¥1,728,000- 170万円あったら、何が買えるかな〜?3人がけのマラルンガを革張りにしたら180万円超えるなぁ、詳しくないけどロレックスだとデイトナというモデルがそのくらい、さらに詳しくない車だとトヨタのアクアがギリギリ買える?
ま、普通は170万円出してこの犬のお皿は買わないでしょうけれど、世の中はそのくらいの価値を認めているということになります。ふーん。
続いてこれ。アートではありませんがアートの領域(実用品じゃないですからね)の日本刀。こちらはお値段 ¥5,000,000- 成約済みとなっておりました。お皿も日本刀も、興味のない人にとっては理解不能な金額ですが、決してぼったくりですとか、そういった類ではありません。
さらにこれ!安藤忠雄さんのアートBOXとでも言いましょうか、巨大です。一体何が入っているかというと、ANDO先生がご自身の作品を自ら撮った写真8枚、3枚1セットで額装された写真、オリジナルの手書きパース1枚で、お値段 ¥3,000,000- です!BOXは限定30個で、手書きパースはもちろん1点ものです。とはいえ、300万円です。300万円あったら何が買えるかな〜。なんだか最初に紹介したの犬のお皿がコストパフォーマンス良く見えてくるから不思議です。え、見えてきませんか?
アートの金額はギャラリーやアーティストが勝手につけているように見えますが、他の商品と同じようにマーケットがあり、需要と供給によって自然と適正価格になるようになっています。ですので、自分が良いな、と思ったアートを見つけたら金額をチェックしてみる。思ったより高いならマーケットで高く評価されているものだと言えますので、見る目があるということでちょっと嬉しい。思ったより安かったら、掘り出し物に出会った可能性があるので、買っちゃっても良いかも?!と、ゲーム感覚でアートフェアを楽しんで見てはいかがでしょうか?
こちらのアートな盆栽は約8万円。安い!と思う頃にはもう金銭感覚が麻痺しておりました。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事を気に入っていただけましたら、ワンクリックで応援お願いします。