こんにちは、インテリアコーディネーターの住吉さやかです。新型ウィルスの影響がじわじわと、しかし確実に広まっていますね。冷静に油断せず、対応したいと思っております。
さて、私が京都に行ったのはもう少し前なので、全国的にまだ緊迫感のない状況でした。前回に続いて今回は、宿泊したホテルとレアスポットをご紹介します。
アートホテルのさきがけ『アンテルーム京都』
京都に行くことが決まって真っ先に予約したのが『アンテルーム京都』です。ここは、学生寮をリノベーションし、アートとカルチャーをコンセプトに作られたホテルです。京都駅から地下鉄でたったの1駅なのですが、南に下るからかリーズナブルなホテルでした。それにしても、京都駅の南側って、もう「京都じゃない」と言わんばかりの雰囲気で…駅の裏側は全く別の雰囲気を持っているのは、よくあることなのですが、それにしてもちょっとびっくり!
アンテルーム京都は、フロント前にギャラリーがあるだけでなく、廊下やバー、レストランなどあらゆるところで現代アート作品が見られ、気に入った作品は購入も可能です(価格は要問い合わせ)。客室はそれぞれ別の作家さんの作品があり、私の宿泊した部屋は「おいなりさん」のオブジェと、それを写真に撮った作品がありました。うん、結構好き!残念ながら、アーティストさんの情報などはお部屋にはありませんでした。
コンセプトルームとして、世界的に有名な名和晃平さんや蜷川実花さんの部屋もあり、興味が掻き立てられますが、普通のお部屋に泊まっても、朝食会場のレストランや、夜まったりできるバーなど、あらゆるところに作品があって、十分楽しめます!
アメニティや水回りなど、いわゆる普通のビジネスホテルよりちょっと下、くらいのホテルなのですが、アートによる映える空間と美味しい朝食を売りに、ブランディングをしている『アンテルーム京都』、おすすめです。
ホテルアンテルーム京都
https://hotel-anteroom.com/
京都府京都市南区東九条明田町7番
祇園の街にとけ込む『ライカギャラリー京都』
祇園町を散歩していたら、ライカのギャラリーを発見したので入ってみました。町屋を改装した建物の1階がショップ、2階がギャラリーで、その日はソールライター展をやっていました。上手にリノベーションされた空間はちょうどよく古さを残していて、そこに21世紀まで生きたソールライターのコンテンポラリーな写真が映えます。
今、京都では由緒正しい床の間に現代アートを飾る人が増えているそうです。京都人の美意識で新旧をMIXした面白さを、このギャラリーで体験することができます。
同時期に東京でもBunkamuraでソールライター展が開催されていたのですが、新型ウィルスの影響で展覧会が中止となってしまい、見逃してしまったので、せめて京都で見られて良かったです。常に写真作家さんの個展を開催しているようなので、京都に行ったら要チェックです!
ライカギャラリー京都
京都市東山区祇園町南側570-120
昭和の古き良き混沌を令和の時代に残す『京大吉田寮』
最後にご紹介するのが、京都大学内にある学生寮『吉田寮』です。ご存知の方は…どのくらいいるかな?ここは、知る人ぞ知る日本最古の現役学生寮なのです。
※閲覧注意※ここからは、美しくない写真が掲載されています。また、インテリアやアートには一切関係のない話なので、興味のない方はブログの最後までワープしちゃってください。
吉田寮の存在を知ってから、いつかは行ってみたいと思いながらも、きっと関係者以外立ち入り禁止だろうと諦めていました。今回幸運なことに、一緒に旅行した友達の教え子が京大生だった関係で、吉田寮訪問が実現しました!と言っても案内してもらったとかではなく、吉田寮は京大の敷地内にあり、誰でも入ることが出来るということだったので、友達と二人で散歩(?)してきました。
実際に敷地内に入ると、そこにはカオスがありました。さすがに居住用の建物の中に入る勇気は無かったので、唯一扉が空いていた食堂?のような平家に入ってみると…???
うーん、めっちゃ汚い!でもなんとなく懐かしい雰囲気を感じます。衛生面が気になりつつも、ビールくらいだったら(缶のママなら)飲んでみてもいいかなーと思ったのですが、でもやっぱり怖い!
私が行った日は京大の受験当日だったせいか、朝だったからか、寮生には会えませんでした。誰でも入れる場所なので、もう一回くらい行ってみたいと思います。
京都大学 吉田寮
https://sites.google.com/site/yoshidadormitory/
京都府京都市左京区吉田近衛町69 京都大学吉田キャンパス吉田南構内
今回の京都旅行では、京都のいろんな顔が見られて大満足でした。さすが、1200年以上前から日本の中心だった街は奥深さが違います。2月にしては気温が高く、人も少なくて楽しめたのも良かったです。