こんにちは。今日は私の手がけた物件で内装にタイルを使った例をいくつか紹介します。定番の水周りだけでなく、アクセントウォールとしても使えるタイル。素材も、ガラスモザイクから外壁用までいろいろなバリエーションがあります。今、インテリアは素材感の時代だと言われており、異素材の組み合わせや、自然な風合いの素材を大胆に使うことが好まれていますので、内装タイル人気はますます高まることでしょう。
コンパクトな空間を華やかに
こちらの写真はどちらも洗面化粧台の正面の壁にグリーン系のタイルを貼りました。左は名古屋モザイクさんのニューヨーカーグラスにフレームのないミラーを合わせてきらめき感のある少しモダンな印象に。右は同じく名古屋モザイクさんのパヴォーネに木のフレームのミラーを合わせ、マットでナチュラルな印象に仕上げています。
洗面化粧台はキッチンやお風呂に比べてメンテナンスも大変でないですし、特にセカンドドレッサーがある場合はタイルを取り入れると、一気に華やかな空間になります。ここで使ったニューヨーカーグラスは、色や形のバリエーションが多く、質感もマットとグロスが選べるので、いろいろなインテリアイメージに使える人気のタイルです。
トイレに使うのもオススメです。簡単にアクセントをつけるのであれば、壁紙も効果的ですが、タイルを使うことで異なる質感をミックスできて、より面白い空間になります。またまたどちらも名古屋モザイクさんからのセレクト。左はフィオナグラスという奥行き感のあるガラスタイルで、タイル面にはコーニス照明を入れています。タイルは映り込みしやすい素材なので、照明の映り込みには十分に注意が必要です。今回はギリギリセーフでした。
右はバティックという100角タイルのランダム貼りです。マットな質感がさりげなく可愛いのでとても人気です。今回はトイレのカウンター上に貼っていますが、内装であればどこでもマッチするので使いやすいタイルです。
オープンキッチンなら背面が狙い目
キッチンにタイルを貼りたい!でもメンテナンスが心配。という方も多いと思います。最近主流のオープンキッチンなら、シンクやコンロのない背面が狙い目です。ここなら、水や油で汚れる心配も少なく、しかもダイニングやリビングからも見て楽しめます。せっかくタイルを貼るのであれば、カウンターの上に置く家電を最小限にする工夫なども欲しいですね。タイルは名古屋モザイクさんのぺーシェです。
大きな面は照明で質感を強調
続いてはリビングにタイルを取り入れた実例をご紹介します。大きな面に貼るので、お部屋全体の印象が大きく変わります。他の壁と同系色にすれば、広がり感と質感を楽しめます。タイルの素材感楽しむために、照明計画を工夫すると効果的です。
下の写真はどちらもLIXILさんのエコカラットです。消臭・調湿効果がありデザインも豊富で価格も手頃と人気の内装タイルですね。左の写真の場合、タイルの壁にハイサイド窓があるのでダウンライトを入れています。右の写真はテレビボードを置く壁にタイルを入れて、コーニス照明で照らすことで、あとは最小限のダウンライトだけで室内の明るさも十分に取れて、一石二鳥です。
家具に対して壁が広く残りすぎていると単調な印象になってしまいます。通常はアートを飾ったりグリーンをおいたりするのですが、それでも間が持たない場合は、素材の力が効果ありです。こちらの写真は、主役のオレンジクロス面とその他の部分をタイルでつなげて、空間を引き締めています。上からの照明が当てられない空間だったので、ふかした壁に建築化照明を入れてタイルを照らしました。タイルは名古屋モザイクさんのレグノボーダーです。
こちらは外壁用のタイルを室内に貼った実例です。目地が太いデザインが無骨で、今人気のクラフト感のある空間にぴったりです。新しいものでこなれた雰囲気を出すのは難しいですが、質感を上手に利用すると思い通りの空間が作れます。この場合、タイルに照明は当てず、空間になじませています。使用したタイルは忘れていまいました!ごめんなさい。
タイルを内装に使った実例写真、いかがでしたか?可愛い、ナチュラル、ゴージャス、シンプル、和etc.内装タイルは実はどんなインテリアイメージにもマッチする優秀な素材です。これからもいろいろなタイルをご提案していきたいと思います。
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