こんにちは、インテリアコーディネーターの住吉さやかです。今日は引き続き『アートライフスタイリスト2級特別講座』ってどういう講座なの?というお話です。
アート=非日常感だった私
まず大前提から。アートのある暮らしを楽しむ、アートが身近にある、などと言葉で言うのは簡単ですが、具体的にどのような状態をアートを身近に楽しんでいると言うのでしょうか?
- 頻繁に美術館に行き、作品鑑賞を楽しんでいる
- 自分で絵を描いたり、写真を撮ったり、作品を作っている
- 家にお気に入りのアートを飾っている
- 作家さんの器を使っている
これら全て、アートを楽しんでいますね!ですが、例えば『美術館にはたまに行くけれど家には全くアートが無い』のは『身近』とは言えないかもしれません。
私がまさにそうでした。美術館はたまに行く、西洋美術史はちょっとだけわかる、写真が趣味で友達と撮影会をすることもある。でも、家にアートと呼べるものはなく、自分で撮った写真もチープなフレームに入れてあるだけ。アートは非日常を味わうためのもので、好きな作家さんや作品は鑑賞しに行くもの、という意識でした。
アートのある暮らしに憧れはあったものの、なかなか始められなかったのには3つの理由がありました。
アートが身近じゃ無い理由①
すごく欲しいかって言われると、どうだろう?的なものはなかなか買えない
私だけじゃ無いと思います「アートのある暮らしに憧れるけど、欲しいアートが見つからない」という方。私はずーっとこれでした。ミニマリストほどではないものの、自分の持ち物はなるべく必要なものだけを厳選して購入したいと思っていたので、アートも「素敵だな」と思うものはあっても、決め手に欠ける。いつも購入まで至らない。当時の私は『アートの選び方』がわかっていませんでした。
アートが身近じゃ無い理由②
欲しいアートのイメージがあるのに、どこに売っているのかわからない
アートはどこで買えるの?という質問に「ギャラリー行ってみたら?」と言われて絶望した経験が、私にはあります。ギャラリーは無数にあるし、アートであればなんでも良いわけでなく、自分の好みのアートをいくつも見て選びたい。
こんな色のアートを飾りたい、玄関にお花の絵が欲しい、寝室によく眠れるアートが欲しいなど、欲しいアートのイメージがあるのに、どこに行けばいいのかわからないのってとても悔しいですよね。『アートの探し方』がわからないのは、アートが特別な人たちだけのものだからなんじゃないか、そう考えた事もありました。
アートが身近じゃ無い理由③
気に入ったものがあっても、高いのか安いのか判断がつかない
なんとか気に入ったアートと出会えても、金額を見て買うべきか買わないべきかを判断できず、結果買えないこともありました。日常生活で、アートの相場観を養う機会はほぼゼロ。例えば車やブランド品のようにネットで調べて『これならだいたいこのくらいの価格』というのがわかるわけでもありません。
そもそもアートは1点もの(版画で数十枚、写真だと100〜1000枚のものも)で、その価値は買う人が決めるという特殊なもの。『アートの買い方』は工業製品のようにはいかず、初めて買うハードルがグーンと高いので、失敗したくないと思えば思うほど、決断できなくなってしまいます。
でも大丈夫!
以上3つの理由からアートが身近じゃなかった私ですが、仕事での必要性に迫られ、アートのある暮らし協会の門を叩き、まずはアート探しのサポートをしてくれる『アートスタイリングサービス』を利用しました。そこでアートの重要性やアートライフスタイリストの可能性を強く感じ、講座を受講し、課題をクリアして今アートライフスタイリストとしても活動しています。
私のように『まずは価格.comで価格の推移を調べてから』というネットの情報に依存した慎重派でも、アートの『探し方』『選び方』『買い方』を学ぶことで、アートの相場観を身に付け、審美眼を養い、アートのある暮らしを楽しめるようになります。
前回、アートライフスタイリストとは、自らがアートのある暮らしを楽しみ、アートのある暮らしを広めていく人材だとお伝えしました。ですが、アートライフスタイリストになるために、すでにご自宅にアートを飾っている必要はありません。
むしろ、アートのある暮らしを始めたいけれど、何をどうして良いかわからない!という方こそ、ご自身の経験を元に、同じように困っている方達にアートのある暮らしを広めていくポテンシャルが高いと思っています。
2019年1月17日開催の『アートライフスタイリスト2級特別講座』では、アートの『探し方』『選び方』『買い方』に加えて『飾り方』『管理の仕方』『鑑賞の仕方』『活用事例』もお伝えします。アートライフスタイリストについてもっと知りたい方、講座のご質問、お申し込みなどございましたら、下記からお問合せください。
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