こんにちは。インテリアコーディネーターの住吉さやかです。秋の夜長を美しい照明で過ごしてみてはいかがですか?上の写真はルイスポールセンショールームです。4つのPH5のうち、一つだけLEDランプが入っています、どれだかわかりますか?答えは最後に書きますね〜。
我が家のダイニングの照明もPH5 classic を使っています。購入してそろそろ2年くらい経ち、少し前に同梱されていた白熱電球が切れたので、LEDランプに交換しました。交換に際し、ネットにはなかなか出ていない正しい交換方法をお伝えしたいと思います。
ランプ交換でまさかの夫婦喧嘩
電球が切れた頃、ちょうど忙しくてバタバタしていた私は、夫に「ルイスポールセンの推奨ランプがあるから、それ買っといて〜」とお願いしておきました。すると後日、なぜか夫が怒りモードで「あんな高いランプじゃなくて、安いので十分だ!」と言ってきて、なんだかんだと文句を言われてしまいました。私としては、せっかくのお気に入りの照明器具に取り付ける大事なランプで、お客様にもおすすめしているわけだし、10年以上も寿命のあるものをケチってもしょうがないのでは?という思いもあり、推奨品にこだわっていて、話は平行線…普段ほとんど喧嘩しない私たちの間に、しばらく気まずい空気が漂っていました。
ルイスポールセン推奨品が高すぎる?
それにしても、そーんなに高いランプだったかしら?夫曰く、あるブログで『メーカー推奨ランプは1万円以上もするが、3000円程度のもので十分だった』という記事がある。我が家もそれで十分だ。というのです。そこで、せっかくならランプを2つ買って光を比べてみて、私もこのブログで紹介しよう!と思い、夫に提案し、メーカー推奨ランプの品番を調べたところ…なんと、夫が買おうとしている3000円程度のランプとメーカー推奨品は同じものだったのです。なぜ、そんな勘違いが起きたのでしょうか?
その情報、最新ですか
原因はすぐにわかりました。夫が読んだブログの情報が古かったのです。ブログが書かれた当時は、確かにメーカーはPH5用の独自ランプを作っていて、金額もネット価格で1万円と高いものでした。しかし今は、国産で入手しやすいランプを複数メーカー推奨品にしています。
LED黎明期に調光機能付きの専用ランプを開発するほどルイスポールセンが光にこだわりまくっているということ自体が、私にとっては感動ストーリーなのですが、一般的な感覚では「お高くとまっちゃってさ」ということなのでしょうか。この誤解は、是非とも解いておかなければ!と思ってこのブログを書いています。
2017年5月に更新された情報では以下の3つのランプが推奨されています。順番は推奨順
- LDA14LGK100EW パナソニック<14.3W(Ra80) 白熱100W相当>
- LDA12L-G/100/S-A 三菱< 12.3W(Ra83) 白熱100W相当>
- LDA14L-G/100W 東芝<14.3W(Ra80) 白熱100W相当>
情報は更新される可能性があります。最新の適応ランプを知りたい方はルイスポールセンジャパンの公式ウェブサイトにある適合LED電球のページ(PDFが開きます)をご覧ください。
いよいよ電球交換!ここが一番のポイントです
PH5をLEDランプに交換する際、ランプ選びも大切ですが、さらに重要なポイントがあります。PH5を買うと、小さなマイナスドラバーがついてきます。これ、とっても大事なものなのです!
PH5は光の広がり方が計算し尽くされており、光源の位置がずれると光の広がり方が変わって、明るさと美しさが損なわれてしまうのです。LEDランプは白熱電球よりもサイズが小さいため、光源が正しい位置になるようにソケットの高さを調整する必要があるとのこと!その調整を行うためのマイナスドライバーなのです。
知らなかった〜!でしょ?はい、私は知りませんでした。LEDに交換してからずっと正しくない光で満足していたなんて!早速我が家のPH5を調整しました。セードを外さなくても調整はできまずが、ランプの位置を確認するためにも一度セードを外しています。
iPhone撮影なのですべての条件が同じ写真ではありませんが、違いがおわかりいただけますでしょうか?調整前でも十分に白熱電球と同じくらいの明るさは感じられていたつもりでしたが、調整してみると、同じランプなのに明るさがアップしています。理由は、ランプが正しい位置にくることで、セードから出る光がもっとも効率よく、美しくなったから。なんと計算し尽くされた美しさなんでしょう!改めてPH5が大好きになりました。
さて、最後に最初の問題の答えを発表します。正解は一番手前のPH5 classicがLEDランプが入っているとのことです。わかりましたか?わたしは実際に見比べてみましたが、正直なところ全くわかりませんでした。白熱電球の光は確かにとても美しいのですが、LEDランプへの移行は避けられないと予想されます。その変化に柔軟に対応しているルイスポールセンの商品開発力のおかげで、昔と変わらない美しい光を楽しめるんですね。ありがたいことです。
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