こんにちは、インテリアコーディネーターの住吉さやかです。都心部を中心に配布されているフリーペーパー『SUUMO新築マンション』に取材記事が掲載されたので、見本紙が送られてきました。年明けのブログでご紹介した記事『床の色から考えるコーディネート インテリア見本帖』の転載(同じ記事が別の媒体や号に掲載されること)です。
前回は、札幌、仙台、広島、福岡でしか手に入らなかったのですが、今回は東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城の一部や、大阪、兵庫、奈良、京都、滋賀の一部、名古屋でも入手可能ですよ〜。(と言っても、外出自粛要請中の今、お目にかかる機会はそれほど多くないと思いますし、不特定多数の人が触れているかもしれないものを自宅に持ち帰るのは憚られるという気持ちもあると思います。)
床色って、気に入らないからと言って簡単には変えられないので、何を選ぶかすごく迷う人もいると思います。迷ったら、どんなインテリアにしたいかから逆算するのがおすすめです。今までダークな床の家に住んでいたから、新しい家はイメチェンして明るい床にしてみよう!と軽い気持ちで決めてしまうと、お手持ちの家具が全く合わなくなったりしちゃうかもしれないので、ぜひ慎重に。
今回取材を受けて気づいたことがありました。それは、樹種(木の種類)と色(濃さの他、色が黄色っぽい、赤っぽいなど)の関係性が人によって認識がバラバラだということです。木の色には個体差があるとは言え、共通認識はあると思っていたので不思議に思っていましたが、後日理由がわかりました。
床だけでなく木製の家具や建具など、インテリアには木がたくさん使われています。今、その多くは木の表面に木目柄をプリントしたシートを貼ったものになっていて、その木目柄のシートはじつにたくさんの種類があります。それらは本物の木の木目をスキャンしたあと、色をあれこれ加工することで、本物では表現できないような色合いを作り出しているのです。(記事のトップ画像はシートではなくウォルナット挽板のフローリング材。無垢と同じようなナチュラルな仕上がりと、合板ならではの安定性が特徴です)
フローリングの各メーカーが、トレンドや他社との差別化などを考えてラインナップしているため、メーカーによって同じような木の名前の商品でも色合いが異なり、人によって認識のずれが生じていたのでした。そういうことか〜!なので、記事を読んで「あれ?この木の種類ってこんな色だっけ?」となったとしたら、色の方を優先して考えていただければ良いと思います。
そのほかの記事もかなり充実しているので、新築マンション購入をご検討の方は『SUUMO新築マンション』必見ですね(リクルートのまわし者です)。そして購入後は、インテリアコーディネーターに全体コーディネートをご依頼されてはいかがでしょうか。オプション会より豊富な選択肢から、トータルコーディネートが可能です。ご興味のある方はcontactページからご連絡ください。