東京の個人向けインテリアコーディネーター | Class S interior design

アートを生活に取り入れる本当の理由

こんにちは、インテリアコーディネーターの住吉さやかです。前回の収納のブログはたくさんの方に喜んでいただけたようで嬉しいです!本当はあの場所にアートも入れたいのですが、なかなか思い通りのものに出会えず…。多分あそこに行けば見つかりそう、という場所は思いついているのですが自分のことなのでのんびり探しています。

さて今日も引き続き『アートライフスタイリスト2級特別講座』ってどういう講座なの?というお話です。講座のチラシには一丁前に『単にインテリアの一部としてクッションを選ぶようにアートを選んでは、クライアントに満足いただくのは難しいでしょう』なんて書いてありまして、今日のブログはその辺を詳しく書きます。

前回 :アートが身近じゃない3つの理由

前々回:知ってますか?アートライフスタイリスト

アートで空間が変わります、はもう古い⁈

最近はアートの無いインテリア写真を探すのが難しいほどに、素敵な空間の必須アイテムとなったアート。もはや、アートで空間が変わります、とか、アートでコーディネートが完成します、といっても新鮮味がないかもしれない…><

トレンドに敏感なインテリアショップでは、手頃な価格のアートをたくさん販売していますし、インターネットでも色々なアートが買える時代です。とはいえ、実際にアートを探すのは難しいと言う話は前回した通りなのですが、センスのいい人なら空間に合う素敵なアートを見つけることは、それほど難しいことではないでしょう。クッションを選ぶように、なら。

クッションのようにアートを選んだ例。BoConceptのアートはデザイナーが原画を『デザイン』し、美術学校の学生さんたちがバイトで色塗りしているので、とってもお手頃価格

クッションとアートの違いって?

クッションはあくまでも例えであって、素敵なクッションで空間を仕上げることも難しいのですが、あえてアートと比べてみます。

クッション選びで大切なのがカラースキーム、そして柄で遊んだり質感をMIXしたりして、オンリーワンの空間づくりを演出できるインテリアになくてはならない存在です。カーテンやラグに比べて価格もリーズナブルで、交換も簡単なので季節やトレンドを表現するのに最適です。

コンランショップのかわいいクッションたち。遊び心はおもてなしに通じる!

アートも空間を自分らしく仕上げるのに欠かせないアイテム。選ぶ際は色や質感を意識する必要があることも、クッションと共通しています。ですが、例えば30万円のアートを「色・質感・サイズともにお部屋のインテリアにぴったりです」と言われて…買いますか?私は、それだけの理由で30万円は払えません〜〜〜。

しかし、そのアートを見るたびにこの上なく幸せな気持ちになれるものだったら?生きる意味を感じさせてくれるものだったら?大切な誰かや場所を思い出すものだったら?そんな存在であれば30万円が安いか高いかではなく、無くてはならないものだと感じることでしょう。

インテリアに取り入れても美しい大竹寛子さんの日本画。蝶は儚さと力強さという相反するものを併せ持つ存在

アート選びにはコミュニケーションが大切

『生きる意味をアートから感じる』なんて言葉にすると大げさで「自分にはそんな感受性ないよ」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それはおそらく、アートを『見ているだけ』だからではありませんか?

感性は大事ですが、アートは無理に感じようとするものではないと思います。それよりも気になるアートを見つけたら、アーティストやギャラリストと積極的にコミュニケーションし、どういう思いでアートを作ったのか、何を表現したいのか、直接聞いちゃった方が早いし楽しいです。

ですが。アーティストやギャラリストとアートの話をする…って?何を話せばいいの???と、思いましたか?わたしは思いましたよ。でも大丈夫です。もし、自分の一番好きなものをみんなに見てもらえる機会があったら…と、想像してください。「それ、素敵ですね」と言われるだけで嬉しいし、どこが好きか、何が素晴らしいか、たくさん語りたくなっちゃいませんか?それと同じです。

大竹寛子さんの個展で、一緒に写真を撮っていただきました。作品同様華やかなお人柄でファンになっちゃいました

最低限の知識があると安心

そうは言ってもどうしても敷居が高く感じるのがアート業界でして、アーティストやギャラリストとコミュニケーションを楽しむために最低限の知識があると、こちらの安心感が違います。

これはアートに限ったことではなく、文化にはそれぞれ暗黙の了解(=マナー)があって、例えば東京ではエスカレーターの左に立って右を空けておきますが、大阪では逆。メルカリではコメントしてから買うなど。その辺を知っておくだけでも安心ですよね。

表参道の小原流会館B1にある『hpgrp GALLERY TOKYO』にも訪問します

アートライフスタイリスト2級特別講座では、アートマーケットの仕組みからギャラリーの種類、訪問時のマナーなどをお伝えした上で、講座終了後に実際に表参道・青山のギャラリーを巡って体験をしていただくプログラムとなっています。有名ギャラリーから、隠れ家ギャラリーまでキャラクターも様々なラインナップを検討中です。

アートライフを始めたいけれど、どういうアートを選べばいいかわからない、興味はあるけどギャラリーに行ったことがない、という方はぜひこの機会にご参加ください。

2019年1月17日開催の『アートライフスタイリスト2級特別講座』では、アートを『選ぶコツ』の他、購入後の『飾り方』『管理の仕方』や美術館等での『鑑賞の仕方』ビジネスへの『活用事例』もお伝えします。アートライフスタイリストについてもっと知りたい方、講座のご質問、お申し込みなどございましたら、下記からお問合せください。

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住吉さやか:インテリアコーディネーター、アートライフスタイリスト、Class S interior design 中の人。インテリアやアートについて普段の生活で感じたことや気付いたことや、インテリアコーディネート、メディア露出、セミナー講師など仕事について書いています。

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