こんにちは、インテリアコーディネーターの住吉さやかです。先日、リビングのコーディネート依頼をしてくださったお客様の納品を行なってきました。写真の公開NGということで、ご紹介できなく大変残念(涙)なのですが、お客様にご提案した貼ってはがせる壁紙がとっても進化していたので、ご紹介します!
賃貸でも壁紙で遊ぶ人、増加中
もはやインテリアが好きな人の中では基本中の基本である『アクセントクロス』、壁紙を使って、お部屋の一面だけ色や柄を大胆に変えることで、視線を集中させたり、奥行き感を出したり、スタイルを表現できるとっても便利な方法です。
通常、壁紙は職人さんによって下地のボードに強力な糊で貼られます。剥がすのも一苦労で費用もかかるので、賃貸では無理だと思われていましたが、塩ビクロスの上から貼ってはがせる糊を使ってDIYする方法が少なくとも5年前には存在しており、年々広まっています。
わたしも3年ほど前、自宅の賃貸マンションのベッドルームに貼ってはがせる壁紙をDIYしました。その時のことはこちらのブログでレポートしています。DIYは楽しかったのですが、主に作業をしてくれた夫は「大変だったからしばらくは壁紙を変えたくない」と言っています。
アクセントクロスの効果は絶大
今回、お客様は賃貸マンション住まいで、ご依頼内容は家具の買い足しとレイアウト提案でした。ですが、お話を伺っていく中で「絶対にアクセントクロスがあった方が良い!」と感じました。というのも、LDKに入ってすぐ、キッチンのシンクが目に入るような間取りをとても気にされていたからです。
間取りは変えられないからしょうがない、諦めるしかない。と思われますか?いえいえ!インテリアの工夫で目線を上手に誘導してあげることで、見せたくないものから注意を外すことが可能です。そのために、入って目立つ位置の壁にどうしてもアクセントクロスを貼りたかったのです。
もっと気軽に貼ってはがせる壁紙を発見!
そうは言うものの、職人さんを手配したらコストオーバーだし、かと言ってお客様にDIYしてもらうわけにもいかず、どうしよう???と困っていた時に見つけたのが、壁紙屋本舗さんのリメイクシート「Hatte me!(ハッテミー)」でした。
これなら私1人でもなんとか貼れるはず、と思いご提案したところ、大変気に入っていただき、先日の納品時に貼ってきました!
特徴はまず、普通の壁紙の素材ではなくツルツルの薄いシートの裏側にノリが付いている(もっと正確に表現するなら、壁紙自体が大きなシールになっている)点です。今までのDIY壁紙の場合、前日から糊を溶いておいて、壁にローラーで糊を塗って。という工程が全て不要!届いた瞬間から貼り始められます。
特徴の2つ目は、何度も貼り直せること。これがとっても助かりました。今回、お部屋の入隅から貼り始められなかったこともあり、水平垂直を整えるのに苦労しましたが、貼り直せるおかげでなんとかなりました。中に入った空気を出すのも、今までのDIY壁紙よりも簡単でした。
3つ目にお伝えしておきたいのは、柄合わせの難しさ。素材の特性上伸び縮みしやすく、重ねて貼ることを前提に柄がプリントされているとのことです。ちょっと重ねて柄を合わせるのって、ぴったりくっつけるよりもかなり難しい!とはいえDIYですからね、あまり細かいことを気にするよりも、自分で貼ることを楽しみましょう。
今はまだ、100柄程度のラインナップですので、輸入壁紙の素敵な柄に見慣れていると少し寂しく感じる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、壁紙屋本舗さんのページでは、お風呂や水回りにも使えると記載がありますし、家具に貼っている施工写真もあり、アイデア次第でいくらでも楽しめるのがDIYの良さですね!あまりにも簡単だったので、私も自宅で採用してみようと思います。
今回はアクセントクロスが効果的でしたが、間取りによってはアクセントクロスが効果的でない場合も有ります。アクセントクロスはあくまでも自分らしい暮らしの手段の一つ。なんでもかんでも、貼れば良いということでもないのが、インテリアの難しいところです。
壁紙本舗さんなどを見て、何かやってみたいけどたくさんあって選べない。色や柄が自宅のインテリアに合うのか心配で一歩踏み出せない。そういう方は是非インテリアコーディネーターを活用してみてください。Class Sでは、ご自身でできることは出来るだけやってもらって、費用を抑えるサービスをご用意しております。壁紙は自分貼るから選ぶのを手伝って欲しい、ついでにフォトフレームの素敵な飾り方も教えて欲しい、など、ちょっとしたお悩みも歓迎します。お問い合わせはページ下のボタンを押してください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事を気に入っていただけましたら、ワンクリックで応援お願いします。